犬もあなたの家族です
周囲の人に迷惑をかけることなく、いじめたり捨てたりしないで最後まで愛情と責任を持って飼いましょう。
飼い主が面倒を見きれないほど子どもが増える前に、避妊・去勢などの対策に努めましょう。
捨て犬にするような無責任なことは絶対にしないでください。
飼い犬に鑑札を付けましょう
鑑札は全国共通の迷子札です。登録した自治体名と番号が書かれていて、犬が全国のどこで保護されても飼い主がわかるようになっています。首輪等のわかりやすい場所に付けましょう。
引越し等住所を変更される際には、転出先の市町村へ鑑札をお持ちの上、飼い犬の登録変更届けを提出してください。
放し飼いの禁止
犬の放し飼いは、「奈良県動物の愛護及び管理に関する条例」で禁止されています。必ずリード等でつなぐか、しっかりとした囲いの中で飼うようにしてください。
道路に面した場所につないでいると、前を通った人が驚いてけがをしたり、交通事故等で犬に危害が及んだりする場合がありますので、つなぐ場所は道路に接しないよう注意しましょう。
しつけをしましょう
犬は飼い主の指示に従うようにしつけをしましょう。言葉で指示したことを守れる犬になれば、どこへ連れて行っても安心です。
ポイント!
しつけは、「体罰よりごほうび」。
上手くできた直後に褒めてあげたりごほうびをあげたりして、犬が喜びながらすすんで覚えるようにしむけましょう。褒める時は短く、ハッキリと褒めるのがポイントです。
散歩のマナー
楽しい散歩も、マナーを守らないと周りの人に迷惑をかけてしまいます。
「楽しいのは自分だけ」ということにならないように、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。
- 糞は必ず持ち帰りましょう。おしっこも玄関先や自動車など、他人の迷惑になるところではさせないようにしましょう。
- リード(引き綱)は必ず付けて歩きましょう。
- 散歩させる場所や時間にも配慮が必要です。仲の悪い犬の前や、登下校の時間帯には通学路を避けるなど十分気をつけましょう。
- 携帯電話やスマートフォン等のながら歩きは危険です。やめましょう。
- どんな時でもしっかりと犬を制御できる人が散歩をさせてください。犬の大きさや飼い主の体力を考えて、余裕のある散歩を楽しみましょう。
飼育状況のチェックをしましょう
犬を飼うときは飼育環境に対する心配りが大切です。適正に飼育できているか、下記のチェック項目を確認してみましょう。
- 吠えすぎていないか
犬は必要がなければむやみに吠える動物ではありません。習慣的に吠える場合は、ストレスを溜めさせていないかなど、原因を探して取り除いてください。 - 飼育場所は清潔か
ハエなどの害虫が発生していませんか?食べ残しは放置せず片付けましょう。また、糞などをした際は速やかに片付けましょう。 - 抜け毛が落ちていないか
抜け毛は飛散して、悪臭や害虫の発生、排水溝の目詰まりなどの原因になります。換毛期には特に注意しましょう。 - 悪臭がしないか
飼育場所の地面が土だと尿がしみこんで臭いがたまっていきます。定期的に掃除をしましょう。 - 首輪がゆるんでいないか
首輪のサイズが適正か定期的にチェックしましょう。指が2本入るくらいが最適です。 - 鎖や首輪の留め金がいたんでいないか
飼い犬が逃げないように、散歩用リードの留め金等を確認しましょう。 - 柵や塀にすきまができていないか
顔が出ないように注意しましょう。 - 登録の鑑札は付いているか
紛失した場合は、再交付を受けてください。 - 狂犬病予防注射済票がついているか
毎年狂犬病予防注射を受け、新しいものに付け替えましょう。
豆知識
名前で叱らない
「こらっ、〇〇(名前)!」というように、つい名前で叱っていませんか。名前で叱る習慣をつけると、犬は名前を呼ばれると叱られていると解釈してしまいます。
呼び寄せたいときに名前を呼ぶと「叱られる」と感じて寄って来ないなんて寂しいですよね。叱るときは「イケナイ」「ダメ」などの言葉を使いましょう。
無駄吠えを教える
「ワンワンワン」⇒「はいはい、ご飯ね」と、犬が吠えるたびに言いなりになっていませんか。
犬は吠えると欲求が満たされると覚えてしまい、欲求があるたびに吠えるようになります。
犬のペースにあわせないで、飼い主がリーダーシップをとりましょう。
【問い合わせ】環境衛生課
TEL:0743-85-0047
FAX:0743-85-0472