令和4年第3回山添村議会定例会閉会挨拶

第3回議会定例会閉会挨拶
令和4年第3回山添村議会定例会の閉会にあたり一言ご挨拶をさせていただきます。
9月6日から開催されました議会定例会も本日で最終日となりました。
この間、総務常任委員会、文教厚生委員会、で慎重審議をいただき、本日すべての案件に関しまして、ご承認いただきました。誠にありがとうございます。今回ご承認いただいた補正予算を本村行政遂行に活かしていく所存です。
さて、令和4年度の折り返し地点に来ました。昨日、課長会があり、各課の取り組みの進捗状況を把握し、今後の取り組み方の検討を指示しました。また、来年度の予算編成検討まで2か月余りとなりました。各事業を見直し、村の振興に向けた取り組みになっているか、予算は適切かを検討判断し、来年度に向け、準備をしていきます。
就任から1年、今月から二年目に入りました。
就任以来進めていますことを紹介させていただきます。
先ずは、子育て、教育関係です。
認定こども園に関しては、1回目の設計案ができ、年末には最終案が完成予定です。地域に開かれた地域密着・地域連携型の園を目指しています。年末には、具体的な設計図やCGを村民の皆さまにも公開できると思っています。昨今の資材の高騰等、予算が大幅にかかる見込みです。村としては、企業版ふるさと納税等様々な収入源を模索していますが、村民の皆さまのご支援・ご協力を是非ともお願いしたいところです。
小学校と中学校の連携、山添村独自の教育を進めるための施策として、小中一貫教育・義務教育学校化を進めることに関しては、現在、小中一貫教育検討委員会を設置し、その有効性等を検討していただいている所です。村進展のカギの一つに「教育」があると考えています。村内外に「山添村独自の教育」を発信することにより、子育て世代の定住・村外からの移住定住を図りたいと考えています。
更に「村を誇りに、自慢できる子どもたち、村民に」を目指し製作している副読本ですが、小学校3.4年生向けのものが、いよいよ完成に近づきました。先日、小学校の先生方にも見ていただき、ご意見を頂きました。令和5年4月には、子どもたちの手にわたります。引き続き、村民版を編集していきます。
次に暮らしの安全安心、便利を追求した取り組みです。
国のデジタル化を先取りし、本村では、行政情報アプリの導入を進めています。来年4月の実用化に向け、具体的な内容の構築と村民向け「スマホ教室」の実施と「支援員」の配置を進めています。
今まで、防災無線やホームページ、11チャンネル、新聞折込等で流していた情報をお手持ちのスマホ等に配信するものです。これは、単に情報配信するだけでなく、将来的には、村民の皆さまからの申請や問い合わせ等、双方向に活用でき、村民の皆さまの安全・安心・便利な暮らしに繋がります。
次に、村の活性化に向けた取り組みです。
一つは、観光です。村の観光協会や神野山観光協会、神野山組合、商工会、東豊ベース、春日ガーデン、ブックカフェひろせ、教育委員会等、様々な組織で、村の観光化を進めています。自然・文化財・歴史・遺跡等、様々なものが観光資源になると考えています。その活用や発掘には地元の皆さんの協力が不可欠です。どうか、ご協力・ご支援をよろしくお願いします。現在、各地で自主的な活動をしてくださっているグループがあります。行政主体ではなく地域主体の取り組みに関しても依頼があれば、村としてもしっかりと応援をさせていただこう考えています。
二つ目は、村の基幹産業である農林商工業への支援です。荒廃地の増加、担い手不足、様々な問題がありますが、地域によっては、営農組合を作り協力して取り組んでいただいています。農業従事者の確保のために村外からの働き手を募集、関係団体と連携を結び、確保できないか検討しています。山添村にあった経営形態を早急に構築する必要があります。荒廃地の増加は、観光や移住定住にも悪影響を及ぼします。危機感を持って、対応していきます。
三つ目は、空き家対策についてです。移住希望者が多いのに住んでもらえる家がない。空き家は、あるのに登録していただけない。これが、村の現状です。今年度、様々な支援策を打ち出していますが、空き家登録に関しては、僅かに増えているだけです。各大字のご協力をお願いします。ぬくもりの村、優しい村、移住者を温かく迎えられる村、それが人口減少の歯止めに繋がります。また、先日、長野県の売木村に視察に行かせていただきました。人口500人の村ですが、村営住宅が80戸あり、それが満杯だそうです。全人口に占める移住者の割合が3割と言われました。売木村の取り組みを参考にしていきたいです。村営住宅の建設に関しても今後検討していきます。
また、村の特産品の開発にも取り組んでいます。
「山添村と言えば・・・お茶!」以外に、「山添村と言えば、○○」と言われるような特産品を開発していきます。
言い切れませんが、本村には、まだまだ、上津ダムの有効活用や大型開発のこと、空き校舎の活用、等々様々な課題がありますが、村民の皆さまの声に耳を傾けながら、一歩一歩進んでいくつもりです。
陽性者数が減少しているとはいえ、コロナ禍で村民の皆さまには、様々なご苦労をお掛けしています。国から新たなコロナ対策の支援が打ち出されています。それに関してもしっかり検討し、対応していきます。
今月末から、保育園や学校では、なかよし広場や運動会があります。また、村民体育大会も実施されます。むら全体が活気にあふれる会になるよう期待します。
本日、議会の体制も新しく決まりました。今後も村民と議会、行政が和合結束し、村づくりに取り組んでいきたいです。
長くなりましたが、これで閉会の挨拶とします。
どうか、今後ともご支援・ご協力よろしくお願いします。
ありがとうございました。