差別をなくす村民集会について

29日 19時半から予定されていた「差別をなくす村民集会」は、急激なコロナ感染拡大のため中止することになりました。 しかし、その会で上映予定だった新垣結衣主演の映画「くちびるに歌を」を、29日19時半からケーブルテレビで放映することになりました。 みなさん、是非ご覧になってください。          この「くちびるに歌を」は、NHK全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙~拝啓十五の君へ」の作者アンジェラ・アキさんのテレビドキュメンタリーをもとに2011年に中田永一さんによって小説化され、2015年に映画化されたものです。
新垣結衣主演、主人公や登場人物が家庭環境や思春期から抱える悩みや葛藤を合唱を通して、乗り越えていくというストーリーです。最後は、胸の高まりを感じずにはおれない内容です。
映画の世界ですから最後は、ハッピーエンド。しかし、現実の世界は、そうでは、ありません。児童虐待・DV・女性差別・障害者差別・様々なハラスメント・貧困・格差・ヘイトスピーチ・性的マイノリティ・SNSによる中傷等、私たちを取り巻く社会は、差別や偏見を払拭し、憲法で私たちが保証されている平等で平和、且つ、安心・安全で暮らせる状況になっていないのが事実です。特に、コロナ禍・ウクライナ情勢がそれに拍車をかけています。
皆さんもご存知のように奈良は水平社発祥の地です。また、山添村は、住井すゑの「橋のない川」の映画の舞台にもなりました。
この地を愛し、ともにお互いを信じ、助け合い大切にしながら生きてきた山添村民だからこそできる取り組みがあるはずです。
その解決のヒントがこの映画にあると思います。
「自分の思いを出せる場」「相手の話を聞ける場」「周りの課題に気づけること」「相手の立場に立つこと」 「一人ではなく、みんなで取り組むこと」このような環境を作ることが、あらゆる問題を解決することにつながることを教えてくれる映画だと思います。
どうかみなさん、感動してください。そして、出来ることを共に実践していきましょう。