奈良県と市町村とのまちづくりに関する連携協定事業

1.県と市町村とのまちづくりに関する連携協定について

 人口の急激な減少と高齢化を背景として、住民が安心できる健康で快適な生活環境を実現することが重要であり、地域性を活かした、賑わいのある住みよいまちづくりを進めるためには、その中心となる拠点への都市機能の集積や低未利用地の活用など、拠点を再整備することが必要です。
 奈良県は、広域的な観点から、地域創生に資する駅、病院、社寺、公園などの拠点を中心としたまちづくりを進め、その特色に応じた機能の充実・強化を図るとともに、拠点間相互の連携を強化することによって、県全体として総合力を発揮する都市形成をめざしています。
 まちづくりに前向きでアイデアや熱意のある市町村において、その方針が県の方針と合致するプロジェクトについては、県と市町村が連携協定を締結し協働でプロジェクトを実施していきます。県管理施設の改修や県有地の活用などの県事業と市町村のまちづくりを一体的に検討することにより、効率的なまちづくりが期待できます。

2.連携協定の進め方

 プロジェクトの進捗に合わせ、奈良県と段階的に以下の協定を締結し、まちづくりを推進していきます。

(1)包括協定【市町村単位】
 まちづくり基本構想の策定をめざします。
(2)基本協定【地区単位】
 基本構想に基づく事業のより詳細を示す基本計画を策定し、事業内容や事業主体の決定をめざします。
(3)個別協定【事業単位】
 個別に事業を実施し、県費補助や県有地の提供など、県による財政支援が受けられます。

(図)まちづくり連携協定の流れ

その他連携協定事業の詳細については、奈良県ホームページをご覧ください。
https://www.pref.nara.jp/37983.htm

3.西豊地区におけるまちづくりについて

 平成30年4月、奈良県と山添村は連携・協働してまちづくりをすすめることを目的に「奈良県と山添村とのまちづくりに関する包括協定」を締結し、当該協定の対象地区を西豊地区としました。その後令和4年2月、同地区のまちづくりにおける将来像や基本となる取組等を示した「山添村西豊地区まちづくり基本構想」を策定し、県と「山添村西豊地区のまちづくりに関する基本協定」を締結しました。さらに令和5年10月には、基本構想の実現にむけて取り組む事業の内容やスケジュールを明確に示した「山添村西豊地区まちづくり基本計画」を策定しました。
 西豊地区まちづくり基本構想及び基本計画は、西豊地区5大字(伏拝区・助命区・箕輪区・大塩区・堂前区)及び予定する事業に伴う拡張エリアを対象区域とし、地区を代表する区長や村議会議員等で構成された「西豊地区まちづくり検討委員会」で協議のうえ策定に至りました。めざすまちづくりのコンセプトや基本方針、取組の柱については以下のとおりです。

【西豊地区まちづくりのコンセプト】

 ~みんなで取り組む~ ツツジと笑顔が咲きほこるまちづくり

【基本方針と取組の柱】
1)豊かな資源を活用する
 (1)ツツジを活かす
 (2)ヒツジを活かす
 (3)資源を活用した交流や産業の活性化
2)豊かな暮らしを守り育む
 (1)誰もが暮らしやすい生活環境づくり
 (2)U/J/Iターンの受け入れ環境づくり
 (3)時代に合った地域コミュニティの構築
3)資源を活かし暮らしを育む環境整備
 (1)旧西豊小学校の整備
 (2)フォレストパーク神野山の整備
 (3)交流と暮らしを支えるインフラ整備

 取り組む事業の具体的な内容やスケジュール等の詳細については、下記資料のなかの「山添村西豊地区まちづくり基本計画(PDF)」をご覧ください。
 連携協定に基づくまちづくりでは、様々な関係者と協働した取組を通して住民がもつ地域への愛着と誇りを醸成し、やまぞえ未来創生計画で村の将来像とした「みんなが住み続けたい村」の実現をめざします。

<資 料>
山添村のまちづくりについて(PDF)
奈良県と山添村とのまちづくりに関する包括協定書(PDF)
山添村西豊地区まちづくりの対象区域(PDF)
山添村西豊地区まちづくり基本構想(PDF)
山添村西豊地区のまちづくりに関する基本協定書(PDF)
山添村西豊地区まちづくり基本計画(PDF)
・個別協定
山添村西豊地区旧西豊小学校の交流拠点化事業に関する協定書(PDF)
山添村西豊地区ツツジの咲きほこる神野山づくり事業に関する協定書(PDF)

 

お問い合わせ
〒630−2344
奈良県山辺郡山添村大字大西151番地
山添村役場 地域振興課
TEL:0743−85−0048 FAX:0743−85−0472
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