農林業

農業の振興

山添村は大和高原の北部に位置し、古くから大和茶の特産地として茶と米を中心とした零細な農業が行われてきたが、昭和51年から国営総合農地開発事業により、樹園地を中心とした基盤整備が、また平成10年からは、中山間地域総合整備事業により、圃場の基盤整備、強化、規模拡大が図られてきました。
主な農産物としては、緑茶、米、冷涼な気象条件を活かしたそ菜(ホウレン草)や、花卉栽培が盛んであり、さらに山林資源の活用によるきのこ類の生産も含め、複合経営が主体を占めています。また、中山間地域の持つ水源かん養や環境保全など、多面的機能の発揮、向上にも努めています。

農業生産基盤および近代化施設の整備

農地の大部分を占める水田維持管理について、集落単位での水田営農維持への取り組みの推進や、主幹作物の茶生産については、大型茶加工施設や乗用摘採機の導入による合理化、省力化により規模拡大し、安定経営に向けた取り組みを図っています。

農業生産体質の強化

農業の担い手の高齢化や後継者不足は、農業振興、生活環境保全を図るうえで深刻な問題であり、将来的には農地を認定農業者を中心に集積し、効率的な営農を図ります。

農地保全継続事業

耕作をされなくなった、または、されなくなる可能性のある農地を、地域で維持・保全する意識を高めるため、農地集積や耕作放棄防止に取組む農業者に補助金を交付します。

農地バンク制度

遊休農地や農地の所有者が管理できなくなった農地を登録していただき、村の仲介によって借りたい人へ紹介して利用していただくための制度です。

農業生産の振興

地域の特性にあった産物の奨励や、収益性の高い作物の促進を図ります。

茶防霜施設設置及び茶樹育成事業

基幹産業である茶業の振興をはかるため、茶生産農家が行う茶防霜施設の設置、茶樹の改植及び台切りに要する経費の一部を補助します。

 

林業の振興

林業生産基盤の整備および健全な森林の育成を図るとともに、森林の公益的機能の向上に努めます。

施業放置林整備事業

森林が本来持つ防災・保水機能を発揮させるため、森林環境譲与税を活用し、主に道路・河川などの公共施設周辺の放置され現在手付かずの森林の間伐整備を行います。

ナラ枯れ被害防除事業

公共施設に倒木被害を及ぼす恐れのあるナラ枯れ被害木の伐倒を専門業者に依頼した場合、その経費の一部を補助します。

地域で育む里山づくり事業

里山林の保全、整備及び活用の促進を図るため、森林や竹林の整備や伐採木の利活用を行う団体に補助金を交付します。

ウッドチッパーの貸出

木の枝や竹を粉砕するためのウッドチッパーの貸出を行っています。

造林、間伐、枝打ちを実施したい場合は、山添村森林組合(℡86-0209)へ

皆伐された時は、必ず人工造林をしましょう。また、間伐適期をむかえた山林をお持ちの方は、健全な山づくり、優良な木材を生産するためにも、間伐や枝打ちを実施しましょう。補助金など詳しくは、山添村森林組合へご相談ください。

 

有害鳥獣駆除

イノシシなどが出没し、農作物に被害をおよぼすおそれがある場合などで、有害鳥獣を駆除したい時は、農林建設課へご相談ください。防除柵などの資材購入経費にかかる補助金についてもご相談ください。

鳥獣被害防止対策事業(国事業)

国では、野生鳥獣による被害の深刻化・広域化に対応し、地域ぐるみの被害防止活動や侵入防止柵等の整備等の鳥獣被害防止対策を総合的に支援しています。

有害鳥獣防除施設及び捕獲施設設置事業

野生鳥獣による農作物などへの被害を防止するため、有害鳥獣の防除柵や檻の設置、威嚇機や捕獲道具の購入経費の一部に補助金を交付します。

アライグマ捕獲檻の貸出

アライグマ、ハクビシンによる農作物の被害の防止や被害を軽減するため、アライグマ捕獲用の檻の貸出を行っています。

サル追い払い花火・モデルガンの貸出

追払い用花火の試供品提供・モデルガンの貸出を行っています。

山添村鳥獣被害防止計画(PDF形式)

山添村において鳥獣被害防止施策を総合的かつ効果的に実施するため、鳥獣による農林水産業等に係る被害を防止するために計画を策定しています。

 

お問い合わせ
農林建設課
TEL:0743-85-0046
FAX:0743-85-0472
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